外出先でノートPCをインターネットに接続するには?

freewifi パソコン

ノートPCを外出先で使いたいと思ったことはありませんか。外出先でインターネットに接続できると、外でもネットサーフィンや動画の閲覧などが楽しめるので、ノートPCの楽しみ方がグンと広がりますね。今回は、外出先でインターネットに接続する方法をご紹介します。

ネットに接続したい!

ノートPCのメリットは、デスクトップ型のPCと違って持ち運びできること。大きさにもよりますが、A4サイズ(13~14インチ)程度かそれより小さいノートPCなら、それほどかさばらないので、外出先や旅行先へ持って行けるでしょう。

ノートPCをインターネットに接続する方法を知っていれば、休日にお気に入りのカフェでSNSやブログの文章を入力することもできますし、旅行先で撮影した写真に文章を添えて投稿することもできます。スマートフォンより画面が大きいので、外出先で動画を観たい時にも便利ですね。

外出先でノートPCをインターネットに接続する方法は、主に3つあります。

  • フリーWi-Fiを使う方法
  • スマートフォンのテザリング機能を使う方法
  • モバイルWi-Fiルーターを使う方法

それでは、次に3つの方法それぞれの特徴と、メリット、デメリットについて解説します。

カフェでインターネットを楽しむ女性

フリーWi-Fiを利用する

「フリーWi-Fi」は「公衆無線LAN」とも呼ばれます。最近は街中のいたるところにフリーWi-Fiの接続スポットがあり、大変便利になりました。

フリーWi-Fiの提供元にはいくつか種類があり、スマートフォンのキャリアをはじめ、区や市などの自治体、空港や駅、カフェやファストフード店、コンビニなどさまざまな場所でフリーWi-Fiを利用することができます。

フリーWi-Fiのメリット

最初にご紹介するのは、Wi-Fiを使う方法です。フリーWi-Fiの最大のメリットは、誰でも簡単に使用できること。一部のフリーWi-Fiでは事前登録が必要ですが、基本的にはメールアドレスの登録など簡単な手続きのみで使えます。フリーWi-Fiという名前の通り、無料で利用できることが大きなメリットです。

インターネットに接続する方法には、後ほど説明するテザリングと呼ばれる方法もありますが、フリーWi-Fiは一般的にはテザリングよりも高速なネット回線が使われています。高速なネット回線利用できる点も、フリーWi-Fiの大きなメリットです。

フリーWi-Fiのデメリット

フリーWi-Fiのデメリットは、通信内容が暗号化されていないサービスがあるということです。フリーWi-Fiに接続すると「セキュリティ保護されていないネットワーク」と警告が表示されることがあります。これは通信が暗号化されていないことを表します。

暗号化されていない通信は、悪意を持った第三者に盗聴される危険性があります。フリーWi-Fiの利用規約には、「セキュリティが必要な場合は、他の通信方法の利用をおすすめします」といった内容が記載されていることが多いようです。

また、接続する際にIDとパスワードが必要なWi-Fiなら安全だと感じるかもしれませんが、利用者全員が同じIDとパスワードを使って接続するので、必ずしもセキュリティ性が高いとは言い切れません。

フリーWi-Fiはこんな時に使おう

暗号化されていないフリーWi-Fiは、ビジネス情報や個人情報を扱うような作業には不向きです。例えば、「仕事で重要な内容をメールで送りたい」「ネット通販サイトやSNSサイトを利用したい」という場合、フリーWi-Fiの安全性が確認できなければ、それ以外の方法を選んだ方が安心でしょう。

フリーWi-Fiのメリットを最大限活用するなら、通信内容が流出しても悪影響が少ないような使い方がおすすめです。調べものをする、行きたいお店の道順を地図で調べる、ログインしなくても閲覧できるサイトで動画を観るなどが挙げられます。

スマートフォンでWi-Fiテザリングを使う

スマートフォンのテザリング機能を使う

次にご紹介するのは、スマートフォンのテザリング機能を使う方法です。スマートフォンを無線LANのルーターのように使い、ノートPCをインターネットに接続します。

スマートフォン以外に通信機器を契約して別途料金が発生するのは避けたい、という方におすすめの方法です。契約しているキャリアによっては、テザリングオプションの契約を申し込み、端末の設定をすればテザリング機能が有効になります。

iPhoneでは設定画面の「モバイルデータ通信」メニューから「インターネット共有」を有効にすることで、テザリングが使えるようになります。

Androidでは設定画面から「その他」をタップし「テザリング」メニューを開き「Wi-Fiテザリング」を有効にすると、テザリングが使えるようになります。

参考記事:外出先でもスマートフォンでタブレットをネットにつなげられる?テザリングのやり方

スマートフォンのテザリング機能のメリット

スマートフォンのテザリングは自分専用の回線を利用しているので、フリーWi-Fiよりセキュリティ面では安心です。またフリーWi-Fiのように特定の接続スポットを探さなくても、スマートフォンがあればどこでもインターネットに接続ができる点も大きなメリットといえます。

スマートフォンのテザリング機能のデメリット

しかし、テザリングを使うと、スマートフォンのバッテリーが著しく消費されてしまいます。機種にもよりますが、スマートフォンでネットサーフィンをしている時と同じ感覚で長時間使っていると、あっという間にバッテリーが減ってしまい、びっくりする方は少なくありません。

また、機種によってはテザリングオプションが利用できないので、機種変更する際はテザリング対応機種かどうか、確認した方が良いでしょう。

そのほか、テザリング機能のデメリットとしては、通信量を超過すると通信制限がかけられること、テザリングをしながら電話できないこと、などが挙げられます。

スマートフォンのテザリング機能はこんな時に使おう

テザリングはモバイルWi-Fiルーターのように特別な機器を必要とせず、スマートフォンがつながる場所であればどこでも利用できます。ただ、長い時間使っていると通信量が超過してしまう可能性があるので、使い方を工夫することで便利に使えます。

例えば、カフェでSNSやブログに投稿する文章を作成したい方なら、調べものをする時はフリーWi-Fi、SNSやブログサイトにログインして投稿する時はテザリング、といった使い分けも一つのアイデアです。

モバイルWi-Fiルーターを使う

モバイルWi-Fiルーターは無線によるインターネット接続専用の端末で、持ち運びができる無線LANルーターのようなものです。スマートフォンと同様に、テザリング機能でインターネットに接続します。

モバイルWi-Fiルーターのメリット

モバイルWi-Fiルーターを使った接続サービスは数多くあります。お得な会社を選択すれば、通信量無制限で安く利用できるでしょう。

モバイルWi-Fiルーターのデメリット

モバイルWi-Fiルーターを利用するためには、専用の端末を購入してサービス会社と契約する必要があり、毎月利用料金が発生します。

また、場所によっては電波が届かないこともあります。旅行先で使いたい場合は、契約前に使用したい地域に対応しているか調べておいた方が安心かもしれません。

モバイルWi-Fiルーターはこんな時に使おう

スマートフォンのテザリング機能を利用してインターネット接続をすると、その分スマートフォンの通信量を消費してしまいますが、モバイルWi-Fiルーターはスマートフォンほど通信量を心配しなくても済みます。

「外出先で長い時間仕事をする」「オンラインゲームをしたい」など、セキュリティが必要でなおかつ通信量も多い時におすすめです。

おわりに

外出先でノートPCをインターネットに接続するための方法を3つ紹介しました。自宅でインターネットを使う時と比べると、外出先でインターネット接続するため時はちょっとしたパソコンの設定操作が必要です。使用目的や頻度などによって、自分にとって都合の良い方法を選んでみましょう。

パソコンの操作方法に関する情報をお届けしています。パソコンの操作方法でお困りの方は参考にしてみてください。